【必見:75項目】老人ホームの見学で使えるチェックリスト【モレなし】

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老人ホームの見学を考えているひと「老人ホームを見学するときのチェックリストを知りたい。見学時の持ち物も具体的に教えてほしい。」

 

老人ホームの見学を考えている人は、

 

・変な老人ホームを見抜きたい

・高い買い物だし、失敗したくない

・見学ってどこをみればよいかわからない

・親には「安心な老人ホーム」に入居してもらいたい

 

 

…といった深刻な悩みを抱えているケースが多いです。

 

そんなとき、老人ホームを見学するときのチェックリストがあると便利です。

 

>> 「有料老人ホームの探し方・選び方」を知りたい方はこちらをどうぞ。

 

 

しろたぬ
しろたぬ

筆者は歯科医師です。

 

祖母の在宅介護を6年したあと、有料老人ホームを何件も見学したのち、入居を決めました。普段は老人ホームで介護の必要な高齢者の歯の治療をしています。

 

毎日 Twitter(ありがたいことに1万人以上の方にフォローしてもらっています!)で医療と介護の情報を発信しています。

 

 

この記事では、老人ホームを見学するときの重要な75項目を「チェックリスト」にまとめました。

 

スクショもOKですし、紙に印刷したりダウンロードも可能です。

 

当日の持ち物や服装も紹介しているので、

 

・効率よく見学したい

・具体的にどこをみればよいのだろう

・見学時にモレのなくチェックしたいな…

・事前の資料や文章ではよいこと書いてあるけれど…

 

 

…と不安に感じているひとはぜひご覧ください!

 

 

目次

 

【75項目】老人ホームを見学するときのチェックリスト

 

チェックリストは以下の通りです。

 

このように、

 

・設備

・人

・介護サービス

・医療サービス

・契約内容

 

…の4つにおおきく分けて考えると、整理しやすいです。

 

 

設備

 

設備とは、「建物全体に関すること」と「部屋に関すること」です。

 

 

建物

 

建物では「周辺環境」と「内部の状況」を確認します。

 

外からの印象は、

 

・最寄駅からの距離

・駐車場の数

・通いやすさ

・周辺の環境 → 利便性の印象も

・商業施設の有無→デパートやスーパー

・嫌悪施設の有無→お墓やゴミ処理場

・外観の綺麗さ

 

このような部分を観察しましょう。

 

内部では、

 

・部屋数

・入居者数

・廊下や通路の広さ

・共有スペースの広さ

・エレベーターの広さ、台数

・非常用階段、スプリンクラー

・セキュリティ

・手すりの有無

・車椅子対応

・清掃状態

・におい

 

…をチェックします。

 

まったく土地勘のない場所だあることも多いので、周辺環境も含め、建物からうける印象は大事です。

 

部屋数や入居者数は事前に資料で調べるとわかるので、その上でヒアリングすると効率がよいです。

 

 

部屋

 

部屋の様子を次のような項目をチェックします。

 

・部屋の広さ

・トイレ(有無、手すり)

・洗面台

・キッチン(有無、コンロ)

・浴室(有無、広さ、手すり)

・手すり(有無、動線にあるか)

・冷暖房

・水圧

・収納の大きさ

・非常装置(ナースコール)

・ベッドの広さ

・ベッドの固さ

・天井の高さ

・日当たり

・におい

 

 

部屋は1日のほとんどを過ごす大切な場所になります。

 

そのため、機能的な設備にくわえて、自分の目で見た感じの印象は大事です。

 

メジャーで部屋と収納の寸法を計るのを忘れずにしてください。もちこむ家具の基準になります。

 

キッチンなどは介護の状態で必ずしも必要でないこともあるので、体の状態をよくチェックしましょう。

 

 

 

「人」に関してはつぎの通りです。

 

・介護スタッフの数

・看護師の数

・施設長は信頼できそうか

・スタッフに笑顔はあるか

・スタッフが挨拶はできるか

・入居者の表情

・昼間の人員配置は十分か

・夜間の人員配置は十分か

・コロナなどの感染対策はされているか

・ホームページ、SNSの更新頻度

 

スタッフさんから受ける印象を大切にしましょう。

 

日々、関わる人たちだからです。

 

もちろん見学者に対しては親切なのですが、言葉や態度の節々に違和感を感じないか…はチェックしてください。

 

介護スタッフ数と看護師数は事前に調べておきましょう。

 

 

介護サービス

 

介護サービスを見学しておくことは重要です。

 

生活の質に直結するからです。

 

・日中(人)

・夜間体制(人)

・食事介助(有無)

・食事の味つけ(濃さ、見た目)

・メニューの選択(和洋中、行事食)

・介護食(お粥、流動食の有無)

・食事時間

・入浴介助(有・無  回/週)

・排泄介助(有・無)

・おむつ交換回数

・便のカウント(有・無)

・掃除、洗濯の頻度

・レクレーションの内容

・レクレーションの頻度

・リハビリの頻度

・理美容(有・無)

・通院などの送迎(有・無)

・外泊の自由度

・面会の時間・制限

・家族への説明会(有・無)

 

一度の見学ですべてを確認することは難しいですが、スタッフの雰囲気を感じ取っておきましょう。

 

 

医療サービス

 

老人ホームでは医療サービスを受けることができます。

 

その内容は、老人ホームによって様々です。

 

 

・健康診断(有・無)

・看護師の滞在時間

・提携の医療機関( 診察日 時間 )

・今の病気に対応してくれるか

・対応できる処置

・看取り (可・不可・条件付き)

 

 

身体の状態に合わせて、適切な医療を受けられるかどうかをしっかり確認しておくことが大切です。

 

どのような医療サービスを受けることができるかは、大きな決め手になります。

 

老人ホームで快適に過ごすためのキモなので、しっかり確認しましょう。

 

 

契約内容

 

最後に契約内容です。

 

契約はお金が関わるので、トラブルになりやすいです。

 

見学するというよりも、事前にしっかり把握して、その場で確認する…が効率的です。

 

・入居条件

・退去要件

・料金(初期費用)

・料金(月額費用)

・料金(別途かかるもの)

・償却率

・トラブル時の相談窓口

・事故時の損害保険への加入

 

 

見学の時間をスムーズに取るためにも、事前に確認しておきましょう。

 

 

見学チェックリストのPDF【ダウンロードOK】

 

紹介したチェックリストはスクショでも十分ですが、プリントアウトしたい方のためにPDFファイルを置いておきます。

 

無料でダウンロードできますので、ぜひどうぞ。

 

>> 老人ホーム 見学チェックリスト

 

 

 

老人ホームを見学するときの7つの持ち物・服装

 

老人ホーム見学時の持ち物 7つ

 

老人ホームを見学するときの持ち物は以下の通りです。

 

①:メモ

②:ペン

③:カメラ

④:メジャー

⑤:施設のパンフレット・見学チェックリスト

⑥:重要事項説明書(事前にとりよせていれば)

 

 

見学していると思ったよりも情報量が多くなるので、メモとペンは必須です。

 

またスマホのカメラなどで画像として残しておくと、後で見返したり他の家族と情報共有する際に便利です。

 

メジャーも寸法を測るための必須アイテムです。

 

手土産やスリッパは持って行く必要はありません。

 

見学してすぐに入居申し込みをしたい場合などは印鑑などが必要になる可能性があるので、事前に施設に問い合わせておくようにしましょう。

 

 

✔︎ 見学時の撮影には要注意!

 

とはいえ、老人ホーム内を撮影する時は必ず施設関係者の許可を取るようにしてください。

 

他の入居者にとってはプライベートな空間だからです。

 

これは老人ホームを見学する際のマナーです。絶対に守るようにしてください。

 

 

服装

 

服装は基本的に普段どおりの服装で OK です。スーツで行く必要はありませんしカジュアルで全然大丈夫です。

 

これは入居する本人が行く場合でも、その家族が行く場合でも同じです。

 

むしろ普段通りの服装をみてもらった方が、違った印象を持たれずにすみます。

 

これから長い付き合いになるかもしれない老人ホーム。そのままの自分を見せるようにしてください。

 

 

老人ホームの見学を充実させるためには?

 

質問事項を事前にきめておく

 

資料やホームページをみて、事前に「質問すること」をメモしておくことは大事です。

 

メモしておかないとシンプルに忘れます。

 

たとえ、基本的なことでも疑問に思うことは必ず質問するようにしましょう。

 

また見学の際は何でも聞いて大丈夫なので、少し特殊なことでも問題ありません。

 

実際にあった例として、

 

・アルコールは飲める?

・喫煙できる?

・ペットOK?

・温泉付きがよいのだけど…

・麻雀相手がいるか?

 

…などがありました。

 

 

埋めれるところはうめておく

 

事前にチェックリストを見て、「埋められるところは埋めておく」ようにしてください。

 

見学の時間は限られています。

 

「見学しなくてもわかる情報」を見学時に聞くのは時間がもったいないです。

 

事前に調べておいて実際と比較する…が望ましいです。

 

良い例と悪い例を挙げておきます。

 

・部屋の数は何部屋ですか?→ ×

・部屋の数は50部屋とのことですが、何部屋うまっていますか?→ ◯

 

夜間のスタッフの人数は何人ですか?→ ×

夜間は3人のスタッフだと聞きましたが、1人になる時間帯もありますか?→ ◯

 

このように具体的に質問するためにも、事前に資料を読み込んでおくようにしましょう。

 

 

逆質問はあり

 

案内してくれる人に「逆質問」するのはありです。

 

なぜなら、「聞き漏れ」「見漏れ」を防ぐためです。

 

具体的には、

 

・他になにか見ておくところはありますか?

・他に何か伝えておくことはありますか?

・この施設のオススメはなんですか?

 

 

…などを確認しておくと、さらに施設のことを知ることができます。

 

関連記事:【有料老人ホームの見学】見学者が注意すべきポイント 11選【シンプル】

 

 

とはいえ、完璧な老人ホームはない

 

実際に見学してみると分かりますが、すべて納得できる老人ホームはありません。

 

老人ホームごとに特徴があり、働く人によっても変わるからです。

 

料金が高くなればサービスや設備は充実しますが、高額だからといってすべてに満足できるとも限りません。

 

関連記事:費用の安い老人ホームは高級老人ホームに比べて「質」が低いのか?【料金に比例?】

 

そのため、まずは「ゆずれない希望条件」、つまり「軸」を持っておくことは大切です。

 

個人個人によってちがいますが、たとえば、

 

・月額は15万円以内

・看取りまでしてくれる

・充実したレクリーション

・24時間、看護師が常駐している

 

…などがあります。

 

この軸さえしっかりしていれば、明らかに失敗した老人ホームに入居してしまうリスクを減らすことができます。

 

関連記事:理想の老人ホームへ入居する第一歩は「希望条件の洗い出し」

 

 

まとめ:老人ホーム見学で「よい施設」をみつけましょう

 

今回は老人ホームを見学するときのチェックリストを紹介しました。

 

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ポイントは、

 

・「設備」「人」「介護サービス」「医療サービス」「契約内容」の5つにわけて確認する

・事前に質問を用意しておく

・疑問なところはなんでも質問する

 

…です。

 

チェックリストを見ながら見学することで、

 

・見学の時間をあまりとれない

・見学するときにどこを見ればよいかわからない

・事前の資料や文章ではよいこと書いてあるけれど、実際どうなの?

 

…といった不安を軽減することができます。

 

『高い買い物だし、老人ホーム選びに失敗したくない』

 

『親には「安心な老人ホーム」に入居してもらいたい』

 

 

という方は、ぜひチェックリストを活用してみてください。

 

さいごに…、老人ホームの見学は1施設だけみてもよく分かりません。なぜなら、比較材料がないからです。

 

そのため、複数の施設を見学することを強くオススメします。

 

とはいえ1日に見学できる施設は3施設が限界。効率よく見学するためにも、チェックリストは必須です。

 

ぜひ活用してください。今回は以上です。

 

 

 

Storyset – jp.freepik.com 

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